お知らせ

2024.08.02

介護職員等特定処遇改善加算に基づく取り組みについて

介護職員等特定処遇改善加算に基づく取り組みについて | イメージ画像

介護職員の処遇改善につきまして、これまでにも何度かの取り組みが行われてきました。直近では令和元年(2019年)10月の消費税引き上げに伴う介護報酬改定において「介護職員等特定処遇改善加算」が創設され、当社は算定を行っておりませんでしたが、この度令和6年6月の介護報酬改定に伴い算定を行うことにいたしました。

当該加算を算定するには、以下の要件を満たしている必要があります。

介護職員等特定処遇改善加算の算定要件

A現行に介護職員処遇改善加算(Ⅰ)から(Ⅲ)までを取得していること

B介護職員処遇改善加算の職場環境要件に関し、複数の取り組みを行っていること

C介護職員処遇改善加算に基づく取り組みについて、ホームページへの掲載などを通じた見える化をおこなっていること

という3つも要件を満たしている必要があります。

Cの「見える化」要件とは、特定処遇加算の取得状況と賃金改善以外の処遇改善に関する具体的な取り組み内容を介護サービスの情報公表制度や自社のホームページを活用して、公表していることです。

以上の条件に基づき、当法人における処遇改善に関する具体的な取り組み(賃金以外)につきまして、以下の通り公表いたします。

【入職促進に向けた取り組み】

①法人や事業所の経営理念やケア方針・人材育成方針・その他実現のための施策・仕組みなどの明確化

②他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築

【資質の向上やキャリアアップに向けた支援】

①働きながら介護福祉士を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等

②研修の受講やキャリア段位制度と人事考課との連動

③上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保

【両立支援・多様な働き方の推進】

①子育てや家庭等の介護などと仕事の両立を目指す者の為の休業制度等の充実

②職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度などの整備

③有給休暇が取得しやすい環境の整備

【腰痛を含む心身の健康管理】

①雇用管理改善のための管理者に対する研修などの実施

②事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成などの体制の整備

【生産性向上のための業務改善の取り組み】

①高齢者の活躍(居室やフロア等の清掃、食事の配膳・下膳などのほか、経理や労務、広報なども含めた介護業務以外の業務の提供)等による役割分担の明確化

②5S活動(業務の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境の整備

③業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫などによる情報共有や作業負担の軽減

【やりがい・働きがいの醸成】

①ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善

②利用者本位のケア方針などの介護保険や法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供

③ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供

                            株式会社ワッフル

                            代表取締役 沼津 博樹